PHPリファレンス(逆引き)

PHPリファレンス
 
文字列を整形する(sprintf()、vprintf()、vsprintf())
スポンサードリンク

文字列を整形するには、sprintf()、vprintf()、vsprintf()関数を使います。

sprintf( フォーマット [, 引数1] [, 引数2]・・・) 指定したフォーマットにしたがって整形した文字列を返します。
引数の数は可変です
vprintf( フォーマット , 配列情報) 指定したフォーマットにしたがって整形した配列情報を返します。
vsprintf( フォーマット , 配列情報)
 
 フォーマットの指定方法は、パーセント記号(%)の後に以下の指定子をそれぞれ指定します。
 
    %符号指定子 パディング指定子 アラインメント指定子 表示幅指定子 精度指定子 型指定子
 
 フォーマットで指定する指定子の詳細情報  
分類 指定内容 説明
符号指定子 + 正の数の場合+も表示される。指定なしの場合、負の数の場合のみ-が表示される
パディング指定子 半角空白 半角空白で埋める
0 ゼロで埋める
'埋める文字' 指定した文字で埋める
アラインメント指定子 無指定 右寄せ(デフォルト)
- 左寄せ
表示幅指定子 文字数(整数) 指定した文字数で表示する
精度指定子 ドット(.)に続けて整数を指定 少数点以下の表示桁数を指定
型指定子 % パーセントの文字を表示
b 引数を整数として扱い、 バイナリの数値として表現します。
c 引数を整数として扱い、その ASCII 値の文字として表現します。
d 引数を整数として扱い、 10 進数として表現します。
e 引数を科学記法として扱います (例 1.2e+2)。
u 引数を整数として扱い、符号無しの 10 進数として表現します。
f 引数を double として扱い、 浮動小数点数として表現します。
F 引数を float として扱い、 浮動小数点数として表現します (ロケールに依存しません)。 PHP 4.3.10 および PHP 5.0.3 以降で使用可能です。
o 引数を整数として扱い、 8 進数として表現します。
s 引数を文字列として扱い、表現します。
x 引数を整数として扱い、16 進数として (小文字で)表現します。
X 引数を整数として扱い、16 進数として (大文字で)表現します。
 

スポンサードリンク


例1) 整数「30」を先頭ゼロ埋めで5桁で表示する。

<?php
$str = sprintf("%05d",30);
print "(" . $str . ")\n";
?>

●実行結果
(00030)




例2) 整数「30」を符号付きで表示する。

<?php
$str = sprintf("%+d",30);
print "(" . $str . ")\n";
?>

●実行結果
(+30)




例3) 浮動小数点数「30.23」を左寄せで、後方空白埋めで7桁表示する。

<?php
$str = sprintf("% -7.2f",30.23);
print "(" . $str . ")\n";
?>

●実行結果
(30.23 )




例4) 引数1を2006、引数2を3、引数3を21と指定し、2006年3月21日と表示する。

<?php
$year = "2006";
$manth ="3";
$day ="21";
$format = "(%1\$s年 %2\$s月 %3\$s日)\n";

$str = sprintf($format, $year, $manth, $day);
print $str;
?>

●実行結果
(2006年 3月 21日)


※フォーマットの「1$」「2$」「3$」はそれぞれ引数1、引数2、引数3の情報を利用するという意味


例5) 配列の情報を表示する。

<?php
$array = array("aa","bb","cc");
$str = vsprintf("(%s %s %s)",$array);
print $str
?>

●実行結果
(aa bb cc)



スポンサード リンク


文字列を整形する( sprintf()、vprintf()、vsprintf() )
文字列の空白を削除する( trim()、ltrim()、rtrim()、chop() )
文字列の長さを取得する( strlen() )
文字列の位置を取得する( strpos()、strrpos() )
文字列の一部を取得する( substr() )
指定した文字以降の文字列を取得する( strstr()、strchr()、stristr()、strrchr() )
指定文字を埋めて固定長文字列にする( str_pad() )
文字列を置換する( strtr()、str_replace()、str_ireplace() )
文字列の一部を置換する( substr_replace() )
文字列の出現回数を取得する( substr_count() )
大文字/小文字を変換する( strtoupper()、strtolower() )
文字列を比較する( strcmp()、strncmp()、strncasecmp()、strcasecmp()、strnatcmp()、strnatcasecmp() )
一部の文字列を比較する( substr_compare() )
文字列をセパレータで分解する( split()、spliti()、explode() )
文字列をトークンに分割する( strtok() )
文字列を指定文字数づつ分解する( str_split() )
クエリ文字列を分解する( parse_str )
文字列をエスケープする( addcslashes()、addslashes()、quotemeta() )
文字列を反復する( str_repeat() )
データをバイナリ文字列にパックする( pack )
バイナリ文字列からデータを取り出す( unpack )
文字列を16進数に変換する( bin2hex )
文字を文字コードに変換する( ord() )
文字コードを文字に変換する( chr() )
文字列を暗号化する( crypt()、md5()、sha1()、str_rot13() )

基本APIへ
忘れっぽいエンジニアのPHPリファレンス TOPへ